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ゆうゆう人生応援団 






寛容論
  ヴォルテール

中川 信 訳

中公文庫
目 次

第1章 ジョン・カラスが死に至った概要
第2章 ジョン・カラス処刑の結果
第3章 十六世紀における宗教改革の概要
第4章 寛容は危険であるか、またいかなる民族において寛容は許されているか
第5章 寛容はどうすれば許されるか
第6章 不寛容は自然法と人定法とに含まれているか
第7章 不寛容はギリシャ人によって知られていただろうか
第8章 ローマ人は寛容であったか
第9章 殉教者たち
第10章 誤った伝説の危険と迫害について
第11章 不寛容の害
第12章 不寛容はユダヤ教では神授法であったのか、それは常に実施されていたのか
第13章 ユダヤ人の極度な寛容
第14章 不寛容はイエス・キリストが教えたものであるか
第15章 不寛容に不利な証言
第16章 瀕死の人と元気な人との対話
第17章 1714年5月6日、一聖職禄所有者より、イエズス会士ル・テリエに書かれた書簡
第18章 不寛容が人権として認められる唯一の場合
第19章 シナでの教養論争の報告
第20章 国民に迷信を信じ込ませておくことは有益であるか
第21章 美徳は学問に勝る
第22章 あまねき寛容について
第23章 神への祈り
第24章 追録
第25章 結着と結語

2011年1月25日 初版 発行
発行所 : 中央公論社
定価 : 本体 705円+税
著者略歴 : ヴォルテール(1694~17789
本名フランソワ=マリー・アルゥーエ。1717年、摂政オルレアン公を風刺した詩の作者としてバスチーユに投獄される。1719年、決闘の罪で再投獄、イギリスに亡命。1734年フランスを批判した『哲学書簡』を刊行、発禁処分となる。シレーに愛人と逃亡、学究生活を送るが、1759年以降スイス国境近くのフェルネーに安住。

訳者紹介 : 中川 信 (なかがわ まこと)

1930年、富山県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院修士課程修了。お茶の水女子大学教授を務める。

  



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