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人生100年時代の生き方を考える
ペタンクやりませんか?
ペタンクは簡単に言うと、木製の目標球(ビュットまたはコショネと言います)に、金属製のボール(フランス語でブール)を投げ合って、相手より近づけることで得点を競うゲームです。
相手のボールに当てて弾き飛ばしたり、味方のボールに押すように当てて、ビュットに近づけることもできます。
ゲームは1チーム3人(トリプルス)、1チーム2人(ダブルス)、1人対1人(シングルス)の3つの形式で行うのが一般的なやり方です。
トリプルスでは、各自が2個のボールを、ダブルス、シングルスでは各自が3個のボールを投げます。技術を磨き、勝利を目指す競技スポーツとしての楽しみ方、出会いや交流の機会を求め、ゲームの面白さを味わう生涯スポーツとしての楽しみ方など、体力や技術によりいろいろな楽しみ方ができるのも魅力です。
現在は、高齢者のオリンピックと言われるねんりんピックに正式競技種目にもなっています。中高年から初めても、少し経験を積めば各地で開催される大会などに参加して優勝することも夢ではありません。
ペタンクの起源
ペタンクは、南仏生まれの、年齢や性別、健常者、障害者を問わず、だれでも楽しめる球技です。ヨーロッパ、とくにフランスを中心に盛んですが、最近では、東南アジアやアフリカ、アメリカ、カナダなどでも愛好者が増え、国際的なスポーツになりました。
資料によれば、1900年代のフランス、マルセイユ近くのシオタという町で流行していた「プロヴァンサル」と呼ばれたゲームの変形がペタンクの始まりと言われています。
この「プロヴァンサル」は、広い場所が必要で、投球前に3歩助走するものでした。元チャンピオンのジュール・ル・ノワールが病気(リュウマチ)で車椅子生活となってしまったので、友人のピイティオが彼のためにルール変更を提唱し、ブールを投げるスタートの位置と目標球の距離を短くし、助走も禁止しました。
これが、現在行われている「ペタンク」の誕生ということになります。「ペタンク」の語源は、南フランス地方の方言「ピエ・タンケ(両足を揃えて)」に由来していると言われています。
似たようなゲームは、図にあるようにいろいろな名前で各地で行われておりました。
日本におけるペタンクの歩み
日本にペタンクを紹介したのは誰かと言うことにはいろいろな説があります。映画監督伊丹十三氏がフランスでペタンクを楽しむ人を見て、興味を抱きボールを買って帰り仲間と始めたということが定説になっております。
それ以前に、日本の長崎で外国人がプレイしたと言う人もありますが、昭和40年代から徐々に浸透したことは間違いないようです。
昭和43年頃から日本ペタンク協会により普及活動が始まり、昭和60年代には各地で講習会や大会が開かれ徐々に参加者も増え、国際大会へも参加するようになりました。
その後、組織の分裂やいろいろな組織の発足や組織間の対立など混乱した時期もありましたが、組織の統一の機運が盛り上がり、新しい発展が期待されています。
ペタンクの用具
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